九州大学大学院 経済学府 産業マネジメント専攻 九州大学ビジネス・スクール

九州大学大学院 経済学府 産業マネジメント専攻 九州大学ビジネス・スクール


ご相談の方はこちらからお問い合わせください

    第10回短期エグゼクティブ・プログラム開講のご挨拶

     九州大学ビジネス・スクール(QBS)は、2003年4月に発足し、入学定員45名のMBAプログラムを開講しました。2年間でMBA(経営修士)の学位を取得する本プログラムは、高度の専門知識を持ったビジネス・プロフェッショナルの育成を望む地域の教育ニーズに適合し、2018年度末までの間に639名のMBAホルダーを輩出しています。

     

     この間、QBSの教授陣は、地域経済を支える産業界との連携を深める過程で、ビジネス・プロフェッショナルを育成するためのプログラムには多様なニーズが存在することに気付いてまいりました。殊に正規プログラムの履修に要する2年間の就学が困難な経営幹部の間でもMBAプログラムへの強い関心が持たれていることは、QBSが対応すべき喫緊の課題として認識されました。

     

     このため、QBSの有志教員は社会連携事業の一環として、2010年度より「短期エグゼクティブ・プログラム」を開始しました。これは、大企業、中堅企業、金融機関、公的機関等の40~50歳代を中心とした経営幹部の方々に、MBAプログラムのエッセンスを学んでもらうための短期集中型の研修プログラムです。このノンディグリー・プログラムも地域経済界に広く迎えられ、昨年度の第9期までに148名の受講者に修了証を公布することができました。10期目となる本年度の短期エグゼクティブ・プログラムは、2019年11月10日(日)から2020年3月8日(日)までの日曜日を中心とする12日の開講日で編成し、海外視察の実施も予定しています。

     

     日本経済は90年代に始まった不況から未だ脱出しておらず、生産年齢人口の減少が進展する中にあって、その先行きは益々、楽観視できない状況にあります。世界市場では米・中が通商制裁の応酬を繰り広げる一方、新興国企業の台頭に伴ってグローバルな競争が激化しています。また企業は、IoTやAIがもたらす技術革新への対応にも迫られつつあります。

     

     こうした状況は近年、Volatility(不安定性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとってVUCAと呼ばれてきました。しかし、そのような流行語を使ってみたところで、事態の本質が理解できるわけではありません。QBSが提供するプログラムは、企業を取り巻く経営環境の変化を本質的に理解し、挑戦的な課題を設定するとともに、その解決を自ら担える能力の獲得を目指しています。この短期エグゼクティブ・プログラムでは、個人プロジェクトという課題研究において、国内だけではなく成長するアジアに目を向け、自社の発展を通して地域経済に貢献する事業計画の策定に挑戦して頂く予定です。

     

    地域経済を先導する経営幹部の皆様に、組織の枠を超えて切磋琢磨するこの機会に奮って参加頂けるよう、お願い申し上げます。

     

    九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻 (ビジネス・スクール)
     専攻長 永田 晃也


ご相談の方はこちらからお問い合わせください