QBS_Vol17

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Vol.172013.4TOPICS世代が新たな優位性を生み出すために、もっとチャレンジをし続けなければならない、そしてICABEのような国際交流の機会を通して今のアジアの動きをしっかりと捉まえることで新たなビジネスチャンスを見出すこともできるのではないだろうか、と感じました。光枝仁美(10期生)東北大学レポート2012年8月末から2013年2月初めまでの5か月あまり中国遼寧省瀋陽の東北大学管理学院に滞在した。QBSの提携校で、ほぼ毎年二人QBSに交換留学生を送ってくれている。2007-2010年までConcurrent Professor(兼業)に任命されながらほとんど何もしなかったので、サバティカルをきっかけに中国語を学びがてら教えに行ったのである。東北大学管理学院のMBAコースはQBSと同様フルタイムコースはなく、社会人のために土・日に行われている。平日の夜はない。日本と違って春ではなく秋に始まる。私の「M&A」の授業は土曜日の1:20-5:00で、100分x2コマだった。100分x15コマなので2コマを7週間と最終試験を行った。最後ま瀋陽北陵で出席して試験を受けたのは41名だった。私は英語で授業を行ったが、東北大学ビジネススクールとしては私が初めての英語授業ということで?波(Xu Bo)というティーチング・アシスタントがついた。学生の英語力が疑わしいので、?波が大事なところになると中国語で説明した。全体の三分の一くらいは彼女が話していたような気がする。彼女は会計の教員だが彼女がわからないと困るので、事前に資料を読んでもらって金曜日の午後に彼女の分からないところを説明した。成績は「優秀」、「良好」、「中等」、「及格」までが合格で「不可」が不合格である。理解がかなり怪しげな学生もいたが「不可」は一人だけにしておいた。村藤功(企業財務、企業価値創造とM&A)瀋陽故宮中村裕昭教授の特別講義QBSで「企業倫理」「国際企業分析」「経営リスク・マネジメント」を担当されていた中村裕昭教授が平成25年3月をもって退職されました。3月9日(土)に九州大学箱崎キャンパスの経済学部棟209講義室において「企業を分析するということ~その奥行きと可能性」というテーマで特別講義が行われ、100名近くの教職員・修了生・在校生が駆けつけました。修了生紹介浅井建さん(8期生)所属株式会社西日本シティ銀行QBSを修了して1年が経過しましたが、未だにガウンとモルタルボード(正方形帽子)を着用して出席した修了式が昨日のことの様です。早速ですが、私がこの最近QBSに感謝した学びについて2つご紹介します。1多様な分野に関する知識習得:QBSで学んだマネジメントは裾野が広く、様々なテーマに通じています。こうした学びのおかげで、仕事上で接する多様な業種の方に興味を持ち、積極的に接点を増やした結果、深くお付き合いを頂くケースが多くなりました。2多角的な視点の習得:お客様への融資やデリバティブ等のサービス提供に際して、金利水準や市場動向のみならず、各々のリスクや信用リスク、統計学上のVaR等のリスク管理を意識するようになり、最近では経営に近い会議へも出席する機会が増えました。この知識、手法、そして意識自体もQ B Sでの学びによるものです。思えば、仕事一色の毎日から一念発起し、昼と夜の2重生活を送る事となった選択は決して間違いではありませんでした。何より私の視界は一変したと実感しています。清水志乃さん(4期生)所属SAトラスト株式会社代表取締役大手証券会社に約20年間勤務。支店でのリテール営業に始まり、新設店舗の立ち上げや本社管理部門等様々な職種を経験しましたが、自分の中に新しい何かをインプットしたいという願望と単身赴任を解消するため、退職して福岡へUターン、QBSへ入学。プロジェクト論文の研究テーマは、証券営業で長年の疑問であった「なぜ日本では貯蓄から投資への流れがうまく進まないのか?」在米経験の長い中村裕昭教授のご指導の下、金融大国アメリカと比較して日本には“投資教育”と“IFA(独立系アドバイザー)”が大きく不足しているという結論に至りました。修了後は4期クラスメートの誘いで会計事務所を母体とするコンサルティング会社に就職。金融部門の代表として、金融機関とは違った形で資産運用とリスクマネジメントに携わっています。QBSでの2年間は私にとって貴重な充電期間であり、キャリアのターニングポイントとなる出会いの場となりました。─3─