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概要

QBS_Vol23

修了生紹介平井(豊田)真季さん(11期生) 所謂、OLという立場に倦厭していた日々の中で、猪口才と揶揄されることなく大いに発言できるQBSは心地よい論壇の場でした。 ミス福岡の活動を通して、レトリックの巧みさを自負していたことにより、プレゼンは嬉々として行ったものの、矜持に留まらず、自らの本意を敷衍し賛同を得る能力をつけるために、寝る間も惜しんで打ち込みました。授業での切磋琢磨により日々、増えていく知識が事象を読み解く際の助けになりつつも、知識を更に教養まで高めるためには、自得したものを振り返り、創造するという一年間のゼミでの学びが大きかったと実感しています。 戦後の復興で博多のまちづくりに尽力した祖父が目標であるため、論文の研究テーマとしました。適度に田舎で都会である福岡、愛すべき博多の地の「よかとこ」の周知は、一辺倒の開発が進められる前に重要だと思われました。本質を突く力を伸ばしてくださった先生のご指導と仲間達に感謝しています。 良き師に出会い、自身のコアとなるものを掴める場所はQBSをおいて他に無いと言えます。現在は、思いが形となった成果物に、南賞という結果を得て確信した志を胸に、次のスタートを切っています。斉藤 健治さん(9期生)所属?福岡県庁 公務員の私がQBSに入学した直接の動機は、企業の経営全般について学び、当時携わっていた企業誘致の仕事に活かしたいというものでした。 しかし、いざ入学してみると、そこで得られたものは経営に関する包括的な学びだけではありませんでした。「こういう考え方もあるんだ」という新しい視点。「こんなに頑張れる人たちがいるんだ」という刺激。「この問題をとことん考えてみよう」という深い考察(1年間かけてじっくり1つの課題に取り組むプロジェクト演習)。「2年間走り抜けた」という充実感と、今後の人生を生き抜く上で有益な多くの学びが得られました。 修了後も、在学中に読み込めなかった書籍を読んだり、ビジネスプランコンテストにQBSの同級生たちと挑戦したり(残念ながら予選で敗退しましたが…)とQBSマインドを失わないようにしています。 さて、問題はこれからです。QBSで学んだ自分が社会に還元できる価値は何だろうか、ということを自問しています。News LetterKyushu University Business Schoolけんえんきょうじ ふ えんちょこざい QBSは、2015年5月にアジアパシフィックのビジネススクール組織であるAAPBS(Association of Asia Pacific Business Schools)に加入することになった。AAPBSは2004年に設立され事務局はKAI ST(韓国科学技術院)におかれている。AAPBSには、アジアを中心にアメリカやヨーロッパを含む21カ国から130のメンバーが加入している。アジアパシフィック地域のビジネススクールのみが正式なフル・メンバーになれる。復旦大、上海交通大学、浙江大学、KAI ST、チュラロンコン大、タマサート大などの九州大学の提携校に加えて、清華大、香港大、香港中文大、香港科技大、台湾政治大、シンガポール大、サシン経営大学院などQBSが提携したいビジネススクールが加入している。日本からは、慶応大、早稲田大、明治大、名古屋商科大、立命館APU、グロービス等がメンバーである。アジアパシフィック外のビジネススクールや、認証評価基準協会等はアソシエートメンバーである。日本の大学基準協会、アメリカのAACSBインタナショナル等もアソシエートメンバーとして加入している。AAPBS加入により、多くの有力ビジネススクールが参加するイベントで交流が可能になり、2015年11月にプーケットで開催されるアニュアル・ミーティングにもQBSは参加予定となっている。村藤 功(企業財務・企業価値創造とM&A)QBSがAAPBS( Association of Asia Pacific Business Schools)に加入 2015年秋ICABEは9月20日から4日間、村藤教授の引率で中国・上海を訪問しました。 大学交流では復旦大学管理学院と、上海交通大学の安泰経済与管理学院を訪ね、両大学の学生とワークショップを行いました。復旦大学では「文化的差異」などのテーマについてグループディスカッションを行ったほか、上海交通大学では4チーム対抗のビジネスプランコンテストを実施。短時間の中でも貴重な経験となりました。 また現地では企業2社を訪れました。参天製薬(中国)有限公司の蘇州工場では、樋本勉工場長から、数ある候補地の中から蘇州を選んだ過程や、厳しい許認可制度の現状などのお話を伺い、中国現地生産の大変さを垣間見ることができました。さらに三井塑料貿易(上海)有限公司では、九大OBの王徳明部長(’ 00年経済卒)から中国ビジネスの困難さについて、商社マンとしての体験談も交えたお話を伺いました。 今回のICABEでは、準備段階からコミュニケーションアプリ「微信(WeChat )」を多用しました。訪問前のやり取りで既に相手のパーソナリティを知り、訪問後には撮影した写真を即座にシェアし合う、という具合です。現地学生との交流方法の変化も肌で感じることができ、有意義な研修となりました。大淵 和憲(12期生)第24回ICABE学生交流プロジェクト