TEACHER INTRODUCTION教員紹介
安田 聡子
- 名前(Name)
- 安田 聡子(Satoko YASUDA)
- 所属(Department)
- 経済学研究院 産業・企業システム部門 教授
- 担当科目(Subject)
- 産業と技術
- 専門分野(Specialty)
- イノベーション論、高度人材の国際移動
経歴
上智大学、カリフォルニア州立大学サクラメント校を経て、東京大学工学系研究科先端学際工学専攻修了(博士(学術))。
東京大学先端科学技術研究センター特任助手、関西学院大学商学部専任講師、准教授、教授を経て、2022年より現職。
関西学院大学在職中にはイノベーション・システム研究センター長も務める。
メッセージ
イノベーション研究の祖と言われているシュンペーターは、法学を学んだ経済学者で、歴史や哲学にも造詣が深い学際人でした。
そのためイノベーション論は、今日でも、様々な分野の研究成果を取り入れながら発展しています。
経済学や経営学はもちろんのこと、工学、政策科学、社会学、歴史学など多彩なバックグラウンドを持つ専門家が、バラエティに富んだ研究を行っている刺激に富んだ世界です。
しかし学際的であるため、複雑で分かり難い部分もあります。
意欲に溢れた学生が「知識の藪」を巧みにかき分けて、イノベーション研究の魅力を思う存分に楽しむことが出来るよう、お手伝いしたいと思います。
著書・論文
- 鈴木潤・安田聡子・後藤晃(編著)『日本のイノベーション・システムの変貌』、有斐閣、2021年
- 安田聡子「産学連携の全体像の探究:公式および非公式経路から成る知識移転スペクトラム」『研究 技術 計画』36(3), p. 290-307, 2021年
- 安田聡子「スター・サイエンティスト研究の潮流と現代的意味」『研究 技術 計画』34(2), pp. 100-115, 2019年
- 安田聡子「高度人材のグローバル移動と帰国促進政策 ―インドのラマヌジャン・フェローシップと中国の百人計画」『商学論究』64(4), pp. 201-229, 2017年
- Satoko Yasuda, Mobility and academic entrepreneurship: An empirical analysis of Japanese scientists, In: D. Audretsch et al (eds). University Evolution, Entrepreneurial Activity and Regional Competitiveness. Springer.2015, pp. 125-136.
関連リンク