近年における中国、韓国、東南アジアなどのプレゼンスの増大に見られるとおり、アジアビジネスはダイナミック且つ急速な進展を見せ、世界経済を牽引するようになっています。
QBSのある九州は、歴史的にも、地理的にもこれら発展地域と強いつながりを持っていますが、QBSはアジア屈指のビジネス教育の拠点を目指して、これらアジア各国の有力ビジネス・スクールとの交流を積極的に展開しています。
2004−2005年度には、文部科学省の「法科大学院等専門職大学院拠点形成支援プロジェクト」を受託し、アジアビジネス教育センターを立ち上げるプロジェクトを推進しました。その結果生まれたのがICABE(International Consortium of Asian Business Education)ですが、今もアジアの有力ビジネス・スクールを訪問しての現地学生との交流を図る活動として継続しています。
QBSは日本の中でも地理的にアジアに近い福岡という立地を生かして、韓国、中国の東北三省、北京、華東、そして東南アジアではタイに注力する形で、有力大学のビジネス・スクールとの提携関係を構築してきました。
これらの地域には北京大学をはじめ中国の大学10校、台湾の国立政治大学、タイのタマサート大学、チュラロンコン大学、フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学など、既に九州大学と大学間協定が締結済みの大学がありますが、QBSはこれら提携大学のビジネス・スクールに対して連携の呼びかけを行うと共に、日本企業の進出先として重要となっている、大連や瀋陽にある大連理工大学、東北財経大学、東北大学といった著名な大学との間では、新たにビジネス・スクール間の協力関係の構築のための部局間の協定を締結しました。
また、韓国の有力大学であるKAIST(旧韓国科学技術院)のビジネス・スクールとの協力関係推進は大学間の協定として結実しました。
東・東南アジアとのイコール・パートナーシップ構築のためのこうした交流活動の展開により、現在ではQBSとこれらの多くの有力ビジネス・スクールとの間で、交換留学や招聘教員という形での学生や教員の相互訪問が定着しています。
今後もQBSではこうしたパートナーシップの拡大、充実をはかっていく予定です。
QBSでは、九州大学の協定締結校や経済学研究院による部局間協定締結校(*)との間の交流に積極的に対応していますが、特に、下記大学のビジネス・スクールとの間で、積極的な学生や教員の交流、情報交換を実施しています。