九州大学大学院 経済学府 産業マネジメント専攻 九州大学ビジネス・スクール

九州大学大学院 経済学府 産業マネジメント専攻 九州大学ビジネス・スクール


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    経済学府長からのメッセージ

    経済学府長 磯谷 明德

    経済学府長
    磯谷 明徳

     九州大学ビジネス・スクール(QBS)は、その設立から、今年で13年目を迎えます。2015年3月には12期生43名がMBAの学位を取得し、これまでに465名の修了者がQBSを巣立っていきました。4月には、新たに13期生として44名を迎えます。仕事を持つ社会人学生として仕事と学業を両立させ、自らが掲げた目標達成に向けて果敢に挑んだ2年間を過ごした修了生の皆さんが、世界に羽ばたくビジネス・プロフェショナルとして、今後、様々な分野で活躍されることを期待しています。

     

     QBSは、国立大学のビジネス・スクールとしては一橋大学、神戸大学に次いで第3番目、九州圏では最初の本格的なビジネス・スクールとして、2003年4月に開校しました。「世界で通用するビジネス・プロフェショナル」をこの九州の地から育成すること目指し、特に「経営と産業技術を理解し、アジアで活躍できるMBA」の育成を目指しています。現代のビジネスでは、「技術経営(MOT)」と「アジア・ビジネス」の実践的知識が不可欠のものとなっています。総合大学としての九州大学が有する総合的・先端的な知の仕組を活用しながら、QBSは発展しつつあるアジアと連携し、新しい産業社会のフロンティアを切り拓いていく高度なビジネス能力と技術経営の能力を持つ人材の育成を目指しています。

     

     QBSのカリキュラムは、経営リテラシー科目を導入科目とし、それを土台として、ビジネスの戦略マネジメントと産業・技術のマネジメントに関する2つの科目群が展開科目として配されています。特に、グローバルに活躍することに欠かせない英語能力とアジア・ビジネスを重視したカリキュラムの編成がとられています。アジア・ビジネス教育では、アジアの有力ビジネス・スクールから経験豊かな講師を招聘し、アジア・ビジネス戦略という講義が、毎年開講されています。また、個々の院生たちが抱いているビジネス課題を、教員とともに論理的・分析的に探求するプロジェクト演習は、欧米のビジネス・スクールにはない大きな特徴です。このようにQBSでは、実践と理論が融合した教育が展開されています。

     

     QBSの修了者には「経営修士(専門職)」の学位が授与されます。英語では、MBA (Master of Business Administration)の学位であり、グローバルに認知された学位です。九州大学ビジネス・スクールの教育目的・教育内容に興味をお持ちになった方は、ビジネスに関する高度な専門的知識と技量を身につけることのできる九州大学のMBAを目指してください。

    2015年4月

    専攻長からのメッセージ

    専攻長 高田 仁

    専攻長

    高田 仁

     近年、ビジネスや社会を取り巻く環境の変化はますます激しさを増しており、解決すべき課題も複雑化しています。私たちの住む社会がこれからどのような姿へと変容するのか、5年後を正確に予測することすら難題だといえます。
     一方で、技術革新とりわけICT技術の発達に伴う情報革命よって、従来の産業領域やセクターなどの枠組みを超えて、全く新しいビジネスや社会の仕組みが次々と登場しており、それを担う個人や組織体にも、好むと好まざるとに関わらず、大きな変化を強いています。
     「今日の問題は、それを生んだ古い論理では解決できない」とアインシュインは看破していました。複雑化・高度化する課題に対して、未完成の手段やツールを作り込みながら解決を図るためには、盤石な基礎力のうえで、従来とは異なる視座や行動様式をもって挑戦しなければなりません。

     

     QBSは、日常に安住せず、高い意識を持って学びの門を叩いた方々が集まる場です。職場とも家庭とも異なる『学び舎』で、経験豊富な教授陣や学友と過ごす2年間のMBA課程は、固定化されていたマインドセットに変化をもたらします。そして、経営マネジメントにまつわる様々な講義や演習、さらには活発な自主課外活動を通じて分析力や洞察力が磨かれ、その結果、課題解決の道筋を見出す力が高まります。
     QBSは、基本となる経営リテラシーに加え、設立以来アジア・ビジネスやMOT(技術経営)を重視した教育体系を構築してきました。同時に、総合大学である九州大学を母体とするメリットを最大限に活用し、アントレプレナーシップ教育を担うQREC(ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター)、イノベーション政策を担う人材を育成するCSTIPS(科学技術イノベーション政策教育研究センター)、さらには、医療経営やロースクール、実践臨床心理を加えた専門職大学院コンソーシアムなど、学内横断的な教育資源を活用できる仕組みを充実させ、単一のディシプリンにとどまらない統合的なアプローチを可能とする教育機会を提供しています。

     

     現在の社会情勢を鑑みると、ビジネス・スクールで学ぶ方々には、経営マネジメントに関する知識や分析力、論理的思考力を高めることのみならず、それらを現実的な課題解決に活用できる能力こそが渇望されていることにも注意を払わねばなりません。QBSのカリキュラムには実践的な演習を伴う講義も含まれ、加えてビジネスプラン・コンテストやICABE(アジアビジネス国際コンソーシアム)をはじめとする様々な課外活動など、獲得した知識を活用して具体的なアウトプットを出す訓練の場が豊富に提供されます。この実践を重ねる過程で、当然ながら失敗も数多く経験するでしょう。しかしながら、QBSでは価値ある失敗が大いに奨励されます。失敗も含めた豊富な実践活動から、チームの協働によって創造性を発揮し、ユニークなアイデアを考案するにとどまらず、その実効性を高めるために仮説検証サイクルを幾度も回すことで、効果的にプロジェクトを立案し遂行するという、一連の能力の定着が図られるのです。

     

     難問に怯まずに変革をリードし、新たな価値を生む確かな力を持たんとする方に、ぜひQBSの門を叩いて頂きたいと思います。

    2015年4月


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