幅広いテクノロジーとクリエイティブの授業を受け、芸術工学府(大学院生)と外部企業からの参加者と合同でゼミを行いました。参加者は証券会社やベンチャーキャピタル、IT企業など最先端のテクノロジーに関心が高い業界の人が多い印象です。大学院生と外部参加の人とチームを組んでサービスをつくるプロジェクトもあるのですが、自分と異なる視点の人との議論は面白かったです。 「デザイン✕ビジネス✕アントレプレナーシップ」が示すように、芸術やデザインに絞った科目ばかりがあるわけではありません。ビジネスモデルを考えたり、どうやって新しいサービスをつくって利益を上げるかを追究したりする内容なので、「イラストを描けない人は参加できない」ということではありません。
名称を見て、みなさんそのようなイメージを抱いて不安に思っているのではないでしょうか。私も最初はそのようにイメージして選択しました。ですが、DBEXはデザインを知らない人でも受けることができます。なぜなら「クリエイティブ性」とは誰もが持ってるものであって、能力がないということはないからです。
また、DBEXはワークショップ型の授業が多いのも特徴です。社会人と学生がグループになって、社会人がビジネスを、学生がデザインやクリエイティブの側面を補い合い、お互いが新しいものを得られるのが面白くて。知識がない人がQBSで財務・会計の科目を学ぶように、DBEXはデザイン経験がない人でも大丈夫。これからQBSに入る方みなさんにオススメしたいです。
QBS20期生。中国の大学を卒業後、ショッピングモールやリゾートホテルの開発を手掛ける企業で建築・インテリアのデザイナーとして勤務。ビジネス視点を鍛えるためにQBSに進学。DBEX履修により最先端テクノロジーへの関心を深め、在学中に転職。デジタルプロダクトのブランディングやUIUXデザイン、Web3.0関連のサービスの開発に従事。
フィンランドのアールト大学との連携した「グローバルPBLプログラム」です。ソサエタルデザイン(Societal Design)の先進国である北ヨーロッパへ短期留学。課題解決のための新しいサービスを考えるといったデザインシンキングを体験したことです。

私たちのグループでは「父親の役割」という社会的な課題の解決について考えました。日本では、家庭の中の役割は母親がメインで、特に子どもの成長において父親は「足りない存在感」であるといえます。それを解決するため、父親を家庭に参加させるための新しいサービスを考えることに取り組みました。そこで用いるのが「デザイン思考」です。最初にみんなにとってのユートピアや理想的な社会を描き、それを実現するためにどのようなサービスが必要とされるのか遡りながら思考を深めていくのです。正解はなく、なぜ?なぜ?なぜ?と先生からの指摘を受けながら、プランをブラッシュアップしていきます。論理的な志向というよりもクリエイティブ性を発散していくような授業で面白かったです。 アールト大学は芸術系に強い大学で、現地では学生との交流の機会もあり、クリエイティブな環境の中でコミュニケーションをとれたのは印象的でした。発表に向けて徹夜で準備をしたり、授業を受けてデザインの考え方を成長させられたりして濃密な時間を過ごすことができました。